過呼吸になったから、対処法となぜそうなるのかを調べてみた話
こんにちは、へら子です。
このブログは、精神疾患者本人が発信しないと、認知度が上がらないのではないかと思って、こうやって日々の気持ちや想い、経験談などをもとに書いております。
精神疾患者には、少しでも楽になれるような生き方を。
(いわゆる)健常者には、少しでも理解が広まってくれるように。
そんな気持ちを込めて書いています。
記事の内容は、持論や経験談、ヘラ子調べになりますので、そこらへんはご了承くださいね。
前回の記事で書きましたが
パニック発作になった際に、過呼吸も顔をチラつかせたので(なんとか自分でセーブかけました)
そのことをパートナーと話したら、ひと悶着あったので、そのエピソードを交えながら、過呼吸はなぜ起こるのかその対処法を調べてみました
過呼吸をめぐり、パートナーとひと悶着
まず、パートナーとのひと悶着ですが
これがあったため、今回この記事を書こうと思い立ちました。
私は以前から過呼吸になることがたまにあります。
初めてはおそらく、
4年くらい前のモラハラ彼氏と付き合っているときくらいからかなあ
「今日病院の先生に対処法を聞いたんだけど、前にお母さんもやってくれたのと同じだったんだけど、もし私が過呼吸になったらこうして欲しいんだよね」
(こうして欲しい、対処法などは後ほど詳しく)
と、パートナーに伝えたところ、
「それ、お前が一人のとき、どうすんだよ。ならないようにしろよ笑」と、言われ…
「こっちだって好きでなってるわけじゃねえよ!!!」
「一人のときだって、なんとか自分で対処するようにしてるし!!!」
と、反論。笑
「いや、俺なったことないからな・・・」
(えー・・・いや、わかるけどさ・・・)
なんかそれらの言葉が冷たく感じてしまいました。
なりたくてなってるわけじゃない。
なったとき、なりそうなとき、全部報告してるわけじゃない。
私なりに対処しようとしている姿を否定されたような気がして、引きずっています。笑
改めて、過呼吸の実態と、対処法を調べようと思い、(パートナーから言われた事に悔しさもあったので笑)今回の記事に至りました。
そもそも過呼吸とは?なぜ起きる?
過呼吸ってなんぞや!?
過呼吸(かこきゅう、英: Hyperpnea)とは、必要以上の換気活動をおこなうこと。
その結果として動脈血中の酸素分圧が上昇、炭酸ガス分圧が低下し1回換気量が増大する。初期状態は低酸素症と似ており、程度が強くなると手足や唇の痺れや呼吸困難、頭のふらつき、息苦しさ、眠気、激しい耳鳴りや悪寒をきたす。
呼吸が速く浅くなって、空気を吸い込みすぎる状態になり、血液中の二酸化炭素が少なくなって起こります。
呼吸をしているのに空気が吸い込めないと感じて、「このまま死ぬのでは…」といった恐怖にかられます。
http://www.med.or.jp/forest/check/kakokyu/index.html
1番の主な原因は、精神的ストレスや自律神経の異常だと思いますが、例えば、呼吸を多く必要とする激しい運動などの後にも起こりやすいデス。
(確かにマラソンの後とか、呼吸がしづらいですよね)
ちなみに男性より女性、比較的若い人が起こりやすいみたいです。
要は、脳に二酸化酸素が足りてない状態。
- 呼吸が浅く早くなってしまうため、息苦しさを感じる。
- 普段そんなことはないし、うまく呼吸が出来ない…。
- 「このまま死んじゃうじゃないか・・・」との恐怖感に襲われ、呼吸をしようと考える以上に、不安感や恐怖感が先行してしまう。
過呼吸・過換気症候群は、身体的な異常で生じるものではないため、身体の異常は何もありません。原因は精神的ストレスによる自律神経系の異常です。
http://seseragi-mentalclinic.com/hyperventilation-treat/
過喚起症候群との違い
調べていくうちに気づいた
過呼吸症候群と過喚起症候群の違いって??
過喚起症候群(過呼吸症候群)と記されていることが、ぱっと見多く感じました。
Wiki調べによると
過呼吸は、水泳(特にダイビングなどの息止め競技など)で危険とされ禁じられている、「ハイパーベンチレーション呼吸法(ダイビングなどの息止め競技などで潜水時間を伸ばすことができるために盛んに行われている潜水前に行う呼吸法)」と同様に、血液中の酸素と二酸化炭素のバランスが崩れ、酸素過多になり、二酸化炭素不足となる状態。呼気からの二酸化炭素の排出が必要量を超え動脈血の二酸化炭素濃度が減少して血液がアルカリ性に傾くため、息苦しさを覚える。そのため、無意識に延髄が反射によって呼吸を停止させ、血液中の二酸化炭素を増加させようとする。しかし、大脳皮質は、呼吸ができなくなるのを異常と捉え、さらに呼吸させようとする。また、血管が収縮してしまい、軽度の場合は手足の痺れ、重度の場合は筋肉が硬直する。それらが悪循環になって発作がひどくなっていく。これを、過呼吸症候群という。これが精神的要因によっておこる場合は過換気症候群となる。
むずいむずいwww
私なりに要約すると
- 血液中の酸素と二酸化炭素のバランスが崩れる。
- 酸素過多により、二酸化炭素濃度が減少する。
- 体は無意識に呼吸を停止させて、血液中の二酸化炭素を増加させようとする。
- だがしかし、脳は呼吸が出来なくなるのを異常と捉えてしまう。
脳は呼吸させようと必死に頑張るけれど、身体が「そうじゃない、無理!待って!」ってなる。
その誤差や酸素不足もあいまって、血管が収縮してしまい、麻痺や痺れなどの現象が起こる。
これらが悪循環となり、発作となる
精神的要因によって起こる過呼吸
→過喚起症候群
なのかなっていう見解になりました。
うぃきパイセンがなんだかんだ1番わかりやすかった気がする。
(参考文献は、2012年8月29日放送 NHK総合テレビ「ためしてガッテン」窒息死を招く大誤解! 本当は怖い過呼吸SP)
過呼吸の対処法(昔と今じゃやり方が違う?)
では最後に大事な、なったときの対処法(実体験も踏まえて)
ペーパーバック方はキケン?!
おそらく手馴れている人や、そういう場面によく遭遇する人なんかは、ペーパーバック方式(紙袋のやーつね)をよく取り入れると思います。
私のパートナーも基本的には(紙袋が家にないから)ビニール袋などで代用して対応してくれます。
でもその方法って、結構危なかったりするらしい・・・。
まずはこちらの引用から(またうぃきパイセンより
紙袋などに口・鼻をあて、吐いた空気を再度吸い込むという行為をくり返し、血中の二酸化炭素濃度を上げる方法(ペーパーバッグ法)が一般的だが、この場合、酸素不足にならないよう、少し隙間を作っておくなどの配慮が必要でその加減が難しく、袋を用いる方法は有効性よりもむしろリスクの方が大きいという意見もある。誤った処置(袋をぴったりと口・鼻に当ててしまい、外気を遮断してしまうなど)により、発作時には、酸素が多すぎた状態から、一気にバランスが逆転し二酸化炭素が多くなり過ぎて、窒息死に至ったケースも報告されているという。[1] 呼吸の速さと深さを自分で意識的に調整すれば2~3分で自然に治まる。このことを利用し、万一発作が起きた場合は、介助者は何もせずに、大丈夫だ、安心しなさいと、患者を落ち着かせ、息を吐くことを患者に意識させ、ゆっくりと深呼吸をさせる(「吸う:吐く」が1:2の割合で呼吸する。一呼吸に10秒くらいかけて、少しずつ息を吐く。また息を吐く前に1~2秒くらい息を止める事が良い。胸や背中をゆっくり押して、呼吸をゆっくりするように促す。)などの呼吸管理によって、二酸化炭素を増やしながらも、酸素を取り込んで、窒息しないように呼吸管理をすることが、推奨されている。
クリニックの先生や私の母曰く、ペーパーバック法は間違ったやり方ではないけれど、加減が難しいらしく、バランス調整が逆効果になってしまうこともあるのだとか。
(慣れた人や自分で管理できるって人には良いかもしれぬが)
「一時的に頭痛が治ったりはするけれど、発作が良くなるわけでもない」と、先生が言ってました。
じゃあどうすればいいの?
過呼吸になった時、隣で母は私の背中をさすりながら優しく言葉をかけてくれた。息の仕方を一緒にやってくれた。
— メンヘラ子 @メンヘラブロガー (@hnt_anpi) 2017年11月13日
その近くで弟は、過呼吸になった時の対処法や理由を調べていていてくれた。
各々出来ることをやってくれる、やろうとしてくれる、私の家族すごい。
メンヘラ子 @メンヘラブロガー (@hnt_anpi) | Twitter
こちらにもチラっと書いたりしましたが、さきほどのうぃき引用にもあったとおり、何が1番って…
もし介助者が近くにいたのなら「大丈夫」「落ち着いて」などの安心するような声かけと、背中をさすってあげて、呼吸法を教えてあげてください。
自分一人しかその場にいないときは、呼吸法を思い出してください。
そしてそれに集中してください。
お医者さん曰く、その呼吸法を意識することで、集中力がそっちにいって、
不安感や恐怖感から離れることができるそうです。
私も側に誰かいて、過呼吸になった時は「こんなんなってしまってごめんなさい」と、自己嫌悪にも襲われます。
なので、「大丈夫だよ」って言葉すごく救われる。
手を握ってくれたり、背中をさすってくれたり、側にいてくれるだけで、少し安心感を持ちます。
呼吸の仕方
言う人によって様々なんですが、1:2の割合が大事。
浅く吸って、深く吐く。
吐く前に吸った分を一旦止めて、吐いた方が良いらしい。
2秒吸って、2秒止めて、8秒かけて吐く…
みたいな。(これは私の母調べ)
まずは横になったり、座ってみたりして、落ち着ける姿勢になって、呼吸法を思い出してそれに集中してみてください。
呼吸の安定とともに、恐怖感や不安感も少しやわらぐかも。
マンガで解説!過呼吸の対処法!
まとめ
急に訪れるから怖いですよね。
もちろん、何らかの影響があると思うけれど、パニックになるのはしょうがないと思う。
それほど精神的ダメージがあったからだし、身体と心が耐え切れなかっただけのことだし、急に呼吸が浅くなったら、誰だってびっくりする。
上手く付き合えますように。
そんな症状が少しでも改善できますように。
長くなってしまいましたが、もしなってしまったら(近くでなった人がいたら)、良かったら参考にやってみてください。
ヘラ子でした。
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