【気分変調症の悩み】「自分はダメな人間だ」という欠陥を捨てよう
どうも、へら子です。
このたび、ブログタイトルと、それにともなってデザインを変えました。
(頑張ったぜぇ…)
今後もよろしくお願いします('ω')ノ
さて、本日もこちらの本を読みながら、感じたこと・学んだことをまとめていこうと思います。
今回はこの本から、「自分の症状を「人間としての欠陥」だと思っているのがデフォルトである」という部分をピックアップしていこうと思います。
対処法というより、経験談も踏まえつつ、こんな症状があるよ~ってご紹介の方が近いかもしれませんが良かったらのぞいていってくださいね。
実際、(私も含め)認知度を上げたいし知りたいし、こういった症状に該当して苦しんでいる人の、何か助かるきっかけになれればと思います。
- 気分変調症は医療によって治してもらおうとは思わない(思えない)
- 気分変調症の人の生き方
- 健康な人との考え方・とらえ方の違い
- まとめ:書いてて思った、該当する部分多すぎると改めて思う
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気分変調症は医療によって治してもらおうとは思わない(思えない)
冒頭でも触れましたが、この病気を抱えている人は、自分自身を「ダメな人間だ」と思っている人が多く、「人間としての欠陥=色眼鏡」をかけている状態がデフォルトだと思っています。
色眼鏡についてはコチラを参照ください。
それによって
①医療機関を受診している気分変調症の人の数(多い)
②気分変調症と診断されて治療を受けている人の数(少ない)
これらは「気分変調症」という病気の認知度の低さや、医師でも見逃しやすい病気であることが、問題となって数の違いが起こるそうです。
私自身も自分がかかるまでは、この病気の名前すら知りませんでしたし、「うつ状態と違う」ということに気づけてからは、少しなからずや気持ちが楽になりました。
現在も医師から「気分変調症」との診断がくだり、そちらがメインで治療を進めています。
改めて調べてみて、該当する部分が多いことから、ここで医師から病名をしっかりと言われなかったら、自責概念がなかなか治らなかっただろうし、治療も進まなかっただろうと思います。
「ああ、自分の性格だけの問題じゃなかったんだな」と、ほっとしました。
気分変調症の人の生き方
治療を受けていない気分変調症の人は、自分のことをこう見ています。
- 自分の感じ方が病気の症状だと思っていない。
- 「人間の欠陥に基づくものだと思っている。
- 自分に価値がないと思っている。
そしてこれらを自らの欠陥だと思い、
- 人から受け入れられないものである。
- 恥ずかしいものだと思い隠そうとする。
ただでさえ、うつ病でエネルギーが低下しているのに、その限られたエネルギーを「普通」に見せようと全て使って努力しようとします。
それを重労働であったり、キャパを超えるようなことで、カバーしようとします。
そのため、どうしても苦しい生き方となってしまう。
私も過重労働であったり、自分のキャパを超えてしまうような働き方や、人とのかかわり方をしていた部分が沢山ありました。
要は結構無理してたよね。
でもそれが「普通」「当たり前」「みんなやってるから」「自分はほかの人より劣っているから」とばかり思っていました。
健康な人との考え方・とらえ方の違い
気分変調症の人は、環境の変化に弱く、極度に周りから圧倒されるような感覚を感じます。
(私もめちゃくちゃそうでした)
他者目線から見たら
- 出来が良い
- 真面目な人
- 頼りになる人
と、見られがちですが、気分変調症の人はそうとは思えません(実際、出来が良い人が多いのにもかかわらず)。
気分変調症の人は
- ダメな自分が、多くの能力を要求されるところでやっていけるわけがない。
- 周りがふつうに乗り越えていることに圧倒されてしまう自分はダメだ。
と感じてしまい、社会的評価=分不相応と思ってしまいます。
例えば、評価されたり良さを指摘されたり、「あたなは本当にできる人」と伝えたとしても、その評価を恐れてしまいます。
なぜならそれをプレッシャーとして感じてしまうから。
そんな評価に値しない人間だ。
それが見破られてしまう。
と、恐れています。
上記の「生き方」でも書きましたが、他者目線と自分目線では出来具合が異なってきます。
他者→(その人の)8割が出来ている
自分→4割程度しかできていないだろう
また、健康な人であれば、褒められたりすれば自己評価も高まるはずが、それが逆にプレッシャーに感じる傾向があります。
私も褒められ慣れていないというか、褒められても「いや、まだまだだしな」と思ってしまいがちです。
人を叱らなければならない、注意しなければならない場面なども「自分も完璧じゃないしな…」と、思いとどまってしまいがちです。
ずっとこれはネックに思っている部分でしたね。
また、何か達成したときなど、健康な人は「今まで頑張ったから少しゆっくりしよう」「好きなことやろう」と考えることができますが、気分変調症の人はそうではありません。
「その達成はたまたま」と考えます。
そして調子に乗らないように、さらに努力を積み重ねよう!と、また無理をしてしまいます。
この常に無理をしている状態は、「これくらい当たり前のこと」と感じており、この状態が限界を超えると「大うつ病」に発展してしまう可能性も出てきてしまうそうです。
まとめ:書いてて思った、該当する部分多すぎると改めて思う
もともと気分変調症の本って、なかなか見つからないのですが、この本(「対人関係療法でなおす気分変調性障害」)を見つけて、読み進めていくうちに、
- 少しずつ自分の病気が理解出来てきた
- 自分の(性格だけの)せいじゃないと思えた
- 病気の症状のせいなのだと少しずつ割り切れるようになった
と、メリットが多いように感じています。
個人的には、自分の病名や症状をハッキリさせたい(医師からも聞きたい)と思っていますし、その方が気持ちが楽になって、少しずつではありますが、これから生きやすくなるなと思います。
気分変調症は、「自分自身がダメ」なわけじゃないんです。
他の精神疾患でも言えることだけれど、それは症状の一種だと、割り切れるようにしていきたいですね。
この本や、私のブログを読んだ方で「あーわかるわかる」と共感に繋がれば、少しでも楽になれる部分が出てくるのかなと思います。(そうなってくれるといいな)
そしてもっとこの病気の認知度が上がって、苦しんでいる人が少しでも減ることを願います。
へら子でした。