helako's log

療養しながら試行錯誤して、やりたいことを叶えるための日記。

【認知度問題】「え!うつ病のこと何も知らないの~?マジウケる~w」って世の中になったらいいよなって話

どうも、へら子です。

 

今日はうつ病に関しての認知度の低さについてです。

以前にブログでも書きましたが、

 

「うつが甘え」だと言われる原因はここにあると思います。

原因というか、理解不足。

その病状を理解しようともしない人に

「甘え」だと言われたくありません。(私の勝手な主張)

 menhelako.hatenadiary.jp

 

という価値観でいるのですが(というかそう思わざるを得ない)、今回Twitterでこんなやり取りをさせてもらったので、改めて認知度の低さと、こんな環境になったらいいなとうことを記事にしようと思います。

 

 

名称が変わったら何か変わるのかも!?

うつ病患者であり、療養中のまこさん松桐谷まこ🍫✨ (@matsukiriya1) | Twitterがこんなアンケートをしてらっしゃいました。

結果はほぼ半々みたいですね。

私は(願いも込めて笑)「変わった方が良い」に入れた気がする・・・。

 

ただ、私の意見は

 それに対して

 

そうなんですよね。

危険ドラッグって名称が変わって、それを最初聞いたとき、「危険ドラッグてwまんまやんwww」ってなってたけど、今考えるとわかりやすいな・・・って感じます。

極端な話、子どもでもわかりやすいですよね。

認知度が低い=名称が難しい、パッとイメージできない。

それだったら、もっと症状がイメージしやすく、わかりやすい名称に変えて欲しいですね。

 

 

「目に見えない=信じない」って幽霊と一緒かよ

誰でも目に見える病気や怪我は心配される可能性がとても高いですよね。

風邪を引けばマスクをするし、骨折したらギブスや松葉杖を使うし、入院が必要な病気にかかれば、一目瞭然です。 

じゃあうつになったら?症状は目に見えない。

うつ病(と今はひとくくりにしますが)になったら、うつ状態や頭痛、めまい、恐怖心、パニック障害など、なかなか目に見えにくいことが沢山あります。

うつ病患者から見た「うつは甘えなのか?」な話。 - メンヘラで何が悪い

 

「幽霊なんて見えないから信じてない」

「科学的に証明できてないから信じてない」

それと一緒だなあと思います。

でも「いない」ってことも科学的に証明も出来てないんじゃないかな・・・。

 

まあそれは置いといてw

 

本当にね、うつとか精神疾患って口に出さないとわからないような症状ばかりなのですよ。

もちろん見ただけで「あいつ元気ないな」とかはありますけど、まさかうつだなんて思いにくいですよね。

「寝不足なのかな」とか「疲れてるのかな」とか程度じゃないでしょうか。

 

自己発信すれば良い話なのかもしれないですが、このご時勢「不幸自慢」と捉えられることも少なくありません。

また「お前よりもっと頑張っている」「まだまだ頑張れる」と言われがち、思われがちなのも現実です。

言いづらい、言ったら負け、のような風潮が沢山あると思います。

 

実際、私も言いづらい環境にいました。

言ったら負け、言っても相手にしてもらえない、ガチで寝れないのに「またまた~」とか言われ茶化されて終わる。

 

そんな環境にいたらこうなりました。

 

 

名前を変えたら認知度はあがる?…かもしれない

 以前に「メンヘラ」の記事でもお話しましたが

これって結局、誰しもがメンヘラ面を持ち合わせてるよねって。

だったら軽い感じで、ナチュラルに使うのではなくて、もはや精神疾患者に使う用語として定義づけた方がいいのでは?と、思います。

でもそれだと差別用語とかになっちゃうのかな・・・

(´`){うーん

 menhelako.hatenadiary.jp

 

上でも書いたとおり、私も名称を変えて欲しい。

メンヘラというワードに関しても、ここまでうつなどの精神疾患になる人が増えているのだから、定義づけをして欲しい。

誰にでも伝わるような病名、症状名。

そしてなるべくなら偏見を持たれない様な名前。

 

でも結局、偏見を持たれないって、沢山の人が理解しているかしていないかの話。

 

危険ドラッグだってそう。

パッと見で危険なのはわかる。だから手を出しちゃいけない。

危険ドラッグが何なのかまで知っている人も多いでしょう。

 

それってニュース等できちんと報道されてるからだよね。

(もちろん100%じゃないだろうけど)

 

 

そもそも「うつ」ってなぜ報道やニュース、論議があまりされないのか

私が地上派のニュースを見たり見なかったりしているからかもしれないですが、でもそもそも特集組まれてたら、もっと認知度上がってるよね?と思うんです。

精神疾患者はもっと生きやすい世界になっているはずなんです。

精神を病む人が続出するほどの世界になっていないはずなんです。

 

「そんな簡単な問題じゃないんだよ!」って言われるかもしれないけれど、だからこそこうやって精神疾患者本人たちが発信していることが多いんじゃないんでしょうか。

 

先日Twitterを眺めていたら、もうこれ完全にうつ状態じゃん・・・って方がいて、「もう休んでください!!」とついリプ飛ばしました。

正直、これ以上同じような被害者を見たくありません。

大事な友人が適応障害になりかけの頃、必死になんとかしようとしました。

「こんな辛いこと、大事な友達にさせてたまるか!」と躍起になりました。

だからブログやTwitterを通して、こうやって発信しています。

 

でも理解のない人から見たら、「何メンヘラぶりやがって」で終わるのが悲しいです。

そんな人を少しでも減らしたくて、私はネット上ではオープンにしているつもりです。

私生活は・・・人を選んじゃいますね。 

 

 

オープンにするかどうか悩む

私は、私の関わりのあった関係者全員に、親しさの程度は関係なく、皆さんにうつ病であることをフルオープンにして療養を開始することにしたのだ。

精神の病であることが差別や偏見に繋がるという認識を、当時の私がまったく持っていなかったため、私は深く考えずに(深く考えられない状態でもあり)、原因を明確にしておいたほうがいいか、と、自分がうつ病であることを皆さんにお知らせした。

病人らしく、なんてしなくて大丈夫。自分をカテゴライズする必要はないよ。自由に生きましょう。

 

私自身も職場の人には知らせた。

再発だったし、それまでに予兆は何度もあったから、限界になったときにまず彼氏に連絡し、私が話せるような状態ではなかったため、彼氏伝いに上司に連絡をしてもらいました。

そして駅で吐きながらも病院に行き、診断結果を伝えてもらいました。

 

1ヶ月ほど休みをもらい、ちょうど後輩から連絡が来ていたため、後輩にはきちんと伝えました。

「うつが再発して、しばらく休みをもらった。迷惑かけてごめん」というような内容の文章を送り、しばらくすると「気づかなくてごめん」「待ってます」というような有難い言葉をかけてくれた。

嬉しかったです。

頑張って治して復帰したいと思っていた。

 

でもその後は誰からも連絡が来ることはなかった。

デリケートな問題、触れちゃいけない、となってしまったのだろう。

(職場で何か言われたのかもしれないが) 

正直、戻れたとしても腫れ物扱いされるだろうな・・・と怖くなり、職場のことを思い出しただけで苦しくなった。

 

うつ病以前の私は、陽気で前向きで、調子のいい人だった。その私がうつ病になったことを知った皆さんは、

「陽気な人だったのは無理してたんだね。本当は繊細で傷つきやすいナイーブな人だったんだ、頑張って明るく振舞ってたんだ」

と、私を「そういう人」と決めつけた。1人や2人だけでなく、けっこうな人数からそう言われ、風の噂でも、私がそう評されていると聞こえてきた。

中には、

「松桐谷さんが無理してたこと、本当は繊細な人だってこと、分かってた」

と言う、透視能力のある人まで現れた。

病人らしく、なんてしなくて大丈夫。自分をカテゴライズする必要はないよ。自由に生きましょう。

 

昔に比べたら差別や偏見は減っただろうけど、ネットを見ていてもまだまだあるな~と思ってしまうのが現状です。

辛いのを発信できない人も沢山いるだろうな、って。

辛くても言い出せない、「自分の力不足だから」って自分自身に遠慮している人も沢山いると思う。

 

もともと明るい人だってうつになります。

誰だってなりうる病気です。

うつになったからといって、そうやって勝手な定義づけをしてしまう人、違うんです、そうじゃないんです。

 

私は明るく振舞うことで、自分の気持ちに蓋をするタイプの人間でしたが、そうじゃない方も沢山います。

 

 

偏見と誤解を解きたい、レッテルを貼られたくない

そんなわけで私は、うつ病になったとたん、私を知る多数の人の心の中で「本当は繊細で傷つきやすくナイーブな人」というフォルダに入れられてしまったのだった。

病人らしく、なんてしなくて大丈夫。自分をカテゴライズする必要はないよ。自由に生きましょう。

 

私もきっと言われているのだろう。

「繊細」「傷つきやすい」「メンヘラ」「心が弱い」「ナイーブ」「情緒不安定」等々。

 

今はたしかに、うつや適応障害の症状で、情緒は不安定です。

でも冷静なときも増えました。

笑ってられることも増えました。

調子がいいときは友人とも会えるようになりました。

 

ラベルを貼られて一方的に片付けられるコチラ側としては、カテゴライズして決めつけられるのは、とても違和感があり、居心地が悪い。

世間の皆さんの決めつけにより、「うつ病=心の弱い人=自分」なのでは? と錯覚しそうになったりもする。

 

そう、コレ↑である!!!

コレが問題なのだ。

→世間の認識を、自分で自分にインストールしてしまうこと。

病人らしく、なんてしなくて大丈夫。自分をカテゴライズする必要はないよ。自由に生きましょう。

 

私もうつなりたての頃は、この「うつ病=心の弱い人=自分」となり、その概念に押しつぶされていた。(「メンヘラ子は心が弱いから」という以前に言われたことも、とてつもなく後押しした)

 

インストールせざるを得ない環境なのは間違いないと思う。

そして、インストールされてもしょうがないとも思う。

でもそのインストールを解除してくれる人もいる。

 

私の彼氏は過去にうつ経験があるため理解がある。

教育現場や障害児等の現場で働いている、だからそういった方面に理解のある友人がいる。

そんな人たちにすごく救われました。

 

来月久しぶりに後輩ととあることで集まりますが、そのときなんて言おうか、開き直ったと言っていながらも、正直今でも不安で考えてしまいます。

(´`){マジどうしよ

 

 

病気の一つであることには間違いない

でも、うつ病=心の弱い人、とは限らない。うつ病は多種多様な要因が絡み合って発症する、脳の病気だ。原因はいろいろあれど、それによって脳に機能障害が起き、心身ともに様々な弊害が出る。

脳が故障するため、心もうまくコントロール出来なくなる。この心の不具合ばかりがクローズアップされるけど、身体的な不具合も起こる、れっきとした病気だ。もう、バッチリ病気。このうえなく病気。それに、こじらせると死ぬ危険のある、デンジャラスな病気だ。

病人らしく、なんてしなくて大丈夫。自分をカテゴライズする必要はないよ。自由に生きましょう。

 

そう、心がやられたのもあるけれど、「脳のエラーやキャパオーバーが起きた状態」であると私は思っています。

「やべえよお前!これ以上動いたらマジやべえから!動くな!あ?それでも動くってか?じゃあ動けなくするよ?休め!このバカが!」 

との、脳からのメッセージなんです。(私の脳はヤンキー気質のツンデレさんの様だ)

 

身体障害も起きるし、きちんと医師からの処置も施されます。

「病気」の一つです。

心が弱いとか、そういう根性論じゃないんです。

 

 

 

まとめ:うつになったからといって、その人であるということは変わらない

目に見えないからって、そこから目を背けないでください。

きちんと見てください。

うつになったからといって、その人がその人であることには変わりありません。

 

そして好きでこの病気になっているわけではありません。

「学んだことは沢山あるけどもう二度となりたくない」と、思っていても再発してしまう病気です。

完治に関しても賛否両論あります。私は「良くなりはするかもしれないけれど、一生付き合っていくんだろうな~」と思っています。

 

 

うつ病心の風邪

うつ病=心が弱い人

その概念持っている方は、まずそれを捨ててください。

それはただの根性論です。

 

そしてうつ病の人が家に閉じこもっていることが正解だと思わないでください。

療養中の方は基本的に家にいる人が多いと思います。

でもリハビリで外出したりもします。

それをどうか叩かないでください。

「あいつ仮病じゃね?」などと言わないでください。

 

這いつくばって手続きのために役所等に行く人もいます。

たまには気分転換にと遊びに出かける人もいます。

楽しそうにしているかもしれないけど、内心ドキドキしている人もいます。

 

本当は働きたいのに働けない人もいます。

でも日常生活すら困難な方もいらっしゃいます。

収入面、精神面、身体面、どの面からも攻撃受けて、更に「心が弱い」とか言われたら、「まてまてまてまて!!!!」ってなりますよ。私は今そうです。笑

これ以上、我慢をさせないでください(これは完全に私の私情だな笑)

 

純粋に生きたいだけなんです。

生きやすい世界になったらいいな。それだけ。

だからタイトルくらい認知度が上がれば良いなって思います。 

 

病人面なんてしなくていい。

100%あなたのせいではないのだから。

今は「うつ」という病気かもしれないけれど、あなたでいることには変わりないのだから。

 

と、あーだこーだ偉そうに言っちゃいましたが、少しでもうつ病に対して、世間の目が変わってくれることを願います。

そしてつたない文章ながらも、発信し続けます。

 

 

では、へら子でした。

 

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