【言葉かけ】鬱の人やメンタルやられてる人に対して、「頑張れ」って言葉はNG?OK?な話。
どうも、めんへら子です。
鬱の人や、メンタルやられてる人に対して、「頑張れ」という言葉はダメ!という記述をよく見かけます。
実際、私も言われて嫌でした。
「みんな頑張ってるから、お前も頑張れ」という、ただの根性論は特に嫌で、その積み重ねで爆発してしまったタイプです。
そんな中、ブロガーさんの記事で気になったので、私も思ったことを書いてみようかなと思っております。
それがこちら。
僕が体験してきた奇跡を起こしうる魔法の言葉「がんばれ」について書きました。毒にも薬にもなる言葉。
— 富士さんたろう@気分変調症 (@upnsy1984) August 3, 2018
疾患を抱える人もそうでない人も読んでみてください。
画像は僕が知りうる最強の「がんばれ」
Q、うつの人に頑張れっていっちゃだめなんだろ?https://t.co/EWjNRrvmpz pic.twitter.com/zn39phdJKh
※このブログは、精神疾患者本人が発信しないと、認知度が上がらないのではないかと思って、こうやって日々の気持ちや想い、経験談などをもとに書いております。
精神疾患者には、少しでも楽になれるような生き方を。
(いわゆる)健常者には、少しでも理解が広まってくれるように。
そんな気持ちを込めて書いています。
記事の内容は、持論や経験談、ヘラ子調べになりますので、そこらへんはご了承くださいね。
なんで言っちゃダメなの?
「これ以上、何を頑張らせるんじゃあああああああ」
「お前に何がわかるんじゃぼけぇええetel@#%o^$&」
と、超超超簡潔に言うとこんな感じになってしまうからです。
もしあなたが必死に頑張っていることに対して、「もっと頑張れ」と言われたら、その時の状況や自分の状態によっては、受け取り方が変わってきますよね。
①「はい!頑張ります!ありがとう!」
②「え?頑張ってるんですけど?もっと?え?」
応援と受け取ることが出来ることもあれば、プレッシャーや圧に感じてしまうときもある。
それと同じで、メンタルやられてる人に対しても、「頑張れ」の受け取り方も変わってきます。
ただでさえ、脳が弱ってる状態ですからね、「無理して慎重に」とまでは言わないですが、その人の状況を見て使い分けて欲しいな、他の言葉を使ってほしいな、と思います。
言っていい時と悪いときがある
と、言いつつも、上記で述べた通り、応援や活力に変わることもあります。
じゃあいつならいいの?言ってもいいの?のケースバイケースを紹介。
※さんたろうさんの記事からも引用させていただきます。
Q、うつの人に頑張れっていっちゃだめなんだろ? - 気分変調性障害と、共に
①言って悪いとき
抑うつ状態は脳が心が、頭のなかが、山火事!大炎上!心理的にも肉体的にも視野が極端に狭くなっています。
絶望の中で極寒、そして真っ暗闇、この状態でガンバレを与えると、背中を押すとどうなるか?
極寒の暗闇の中に突き落とすことになります。
Q、うつの人に頑張れっていっちゃだめなんだろ? - 気分変調性障害と、共に
そう、とにかく全ての視野は狭くなっている。
そして脳が、物事をマイナスにネガティブに受け取りがちなのである。
こういう時に「頑張れ」という言葉を送ると、脳内パニック、めんへら子ワードで言うと「脳内ポイズンベリー状態」になるのです。
※脳内ポイズンベリー状態はこちらをどうぞ
上記②の状態になってしまうように、「何も考えず、無配慮な『頑張れ』」は、相手を知らずのうちに傷つけているかもしれません。
「頑張れ」って簡単に使える言葉だけど、それ以上に慎重に使う必要がある言葉の一つでもあるのかなって思います。
②言って良いとき(へら子的使い方)
伊坂幸太郎さんの「あるキング」という小説の中に、こんな言葉があります。(ネタバレ注意)
「頑張れ、というのはさ、
もともと我を張れというところから来ているんだ。
われを張り通す。『我を張れ』が変化して、『がんばれ』だ。
自分の考えを押し通せ!ってことかもな」
そういう意味では、頑張れ!っていうのは
『おまえの考えは間違っていないから、そのまま突き進め』
という意味合いなのかもしれないな。
頑張れ、間違ってないぞ、と」
この言葉が大好きで、そんな表現の仕方あるんだなあと、すごく印象に残っています。
そして、私が「頑張れ」を力強く使うときは、この意味を込めて使っています。(相手にここまでは伝わってはいないだろうけどw)
そう、我を張っていることに対して、エールのつもりで「頑張れ」を言われることは、すごくとても励みになる。
そして共に頑張っている人(例えば仕事のパートナーとか同じ境遇の人とか)との「頑張ろう」は、お互い気持ちを高め合う良い言葉にもなり得ると思う。
まとめ
①そのチョイス合ってる?
その人に対しての「頑張れ」というワードは、本当に適切な言葉ですか?安易に使っていませんか?
「頑張れ」の言い方も、違う言い回しもできますよね。
相手の事情も知りもせず(もちろん全て知ろとは言わないw)、安易な「頑張れ」で追い込まれている人も少なくないと思います。
私は、頑張っている人への「頑張れ」は負担になってしまうんじゃないかと、この病気になってから特に、慎重に使うようになりました。
これは(いわゆる)健常者でも、精神疾患者でも、どちらでも言えることだなと。
冒頭でも言いましたが、自分がされて嫌だったしね。
また、気持ちがこもっているかいないか、メンタルがやられていると、それが伝わりやすくなっている状態なのではないかなと思います。
そこに関してのアンテナはビンビンなんだと思う。
それを笑ってスルー出来る人もいるし、出来ない状態の人もいる。
スルーしていても内心は傷ついているかもしれないですしね。
ケースバイケースですし、やはり使いどころが重要になってくるのかなと。
②頑張っている人を見たら褒めてあげよう
なぜだかわからないが、最近わたしばかりやっていた洗い物を、久しぶりに彼氏がしてくれた
— へら子@はてなブログ (@hnt_anpi) 2018年8月2日
「ありがとう」と言うと、「洗い物してたように見えて、実はジャブジャブしてただけだぜ〜〜」って答える、この人のこういうとこ好き
キミ、やればできる子じゃないか#ホメ療法
これは我が家のただの一例ですが(笑)、些細な事でも人や自分を褒めるって良い事だなって思っています。
また母から「頑張ったね」と言われたとき、弟から「頑張ってるじゃん」と言われたときは、泣きました。
「頑張ったね」って、当時は最強の言葉だなって思いました。
「認めてくれる人がいた」という、感激というか、感動と言いますか…。こわばった体がほぐれていくような感覚でした。
いかがだったでしょうか。
私なりの、「頑張れ」という言葉について述べてみました。
純粋に、さんたろうさんにインスパイアされた私でした(笑)
この記事を読んで、少しでも考え方や言い方を変えてみようと思ってくださった方がいたら、光栄です。
あくまでもこれは一例に過ぎませんが(;^ω^)
それでは、めんへら子でした。
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